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チームバチスタシリーズのドラマと映画はどちらが面白い?
『チーム・バチスタシリーズ』とは?
『チーム・バチスタシリーズ』は、海堂尊による医療ミステリー小説シリーズ『田口・白鳥シリーズ』の別呼称です。
チーム・バチスタの栄光
成功率100%を誇る「チーム・バチスタ」のバチスタ手術が相次いで術中死。調査役に任命された田口は「チーム・バチスタ」メンバーへの聞き込みを開始するが、術死はそれでも続いていく…。
ナイチンゲールの沈黙
東城大学医学部付属病院に伝説の歌姫が入院した一方、病院の歌姫がいる小児科からの依頼で小児愚痴外来を開くことに。だが患者の父親が惨殺される事件が発生する。
ジェネラル・ルージュの凱旋
救命救急センター部長・速水晃一が収賄をしているという告発文が田口の元に届く。速水を信じる田口は調査を開始するが、この収賄疑惑はエシックス・コミティや白鳥、そして速水を巻き込んでいく。
イノセント・ゲリラの祝祭
田口が白鳥の依頼で出席した厚生労働省主催の会議は、医療事故を調査する組織設立に向けての会議に発展。会議では解剖至上主義者や法律家が既得権益を守ろうとする思惑が渦巻いていた。
アリアドネの弾丸
東城大学医学部付属病院がエーアイセンター運営に動き出し、その運営会議でエーアイセンターの命運を掛けた戦いが始まる。エーアイセンター内で拳銃による殺人事件が発生し、高階が警察に捕まってしまう。
ケルベロスの肖像
東城大学医学部付属病院の元に「東城大とケルベロスの塔を破壊する」という脅迫状が送られてくる。田口は姫宮の依頼で送り主の特定に乗り出す一方でAiセンターも稼働に向けて着々と進行していた。しかし、そのAiセンターのシンポジウムの日、東城大を揺るがす事件が発生する。
チームバチスタのドラマと映画はどちらが面白い?
チーム・バチスタシリーズはドラマと映画で異なる役者で映像化されました。
チームバチスタのTVシリーズ
- 「1」 – 『チーム・バチスタの栄光』
- 「SP2」 – 『ナイチンゲールの沈黙』
- 「2」 – 『ジェネラル・ルージュの凱旋』
- 「3」 – 『アリアドネの弾丸』
- 「4」 – 外伝作品の『螺鈿迷宮』
- 「FINAL」 – 『ケルベロスの肖像』
「原作・映画版とは違う結末」という触れ込みで、犯行のトリック・真犯人等の変更を行った。内容も原作を扱いながらのオリジナルストーリーを展開し、最後まで二転三転とする。田口と白鳥は出会ったばかりで衝突も多いが、ちぐはぐな凸凹コンビの掛け合いがコメディ要素として活きている。
白鳥役の仲村トオルと田口役の伊藤淳史の凸凹コンビでドラマ化されています。
仲村トオルは安定の大根役者
仲村トオルって控えめに言っても大根役者だと思います。結構色んなドラマに出ていますが、全部同じ演技です。
チームバチスタでも、演技と言えば怒鳴っているだけで表情も硬く、ビーバップハイスクールの映画のころから1㎜も変わっていません。
仲村トオルの演技は暑苦しい。
伊藤淳史は良い味出ている
仲村トオルはいまいちなんですが、それに対して田口役の伊藤淳史がはまり役なんですよ。
チームバチスタシリーズ全て見た後で、他の作品で伊藤淳史が別の役を演じているのを見た時に感じる違和感があります。
変わったところではダブルフェイスというドラマWの作品にもチンピラ役で出演していたり、MOZUにPCオタクの警官役で出演していますが、本人のキャラのギャップが大きく全くワークしていません。
それだけ、伊藤淳史の見た目や声などがチームバチスタではハマっていたということでしょう。
主役というより脇役というルックスですが、いい役者です。
TVシリーズは何度も見てしまう面白さ
TVシリーズは、原作とは異なるストーリーで異なる結末ということですが、素直にとても面白いです。
何度見ても引き込まれます。
なんでなのか?と考えると、わきを固める役者の演技がいいのです。
原作とは異なるストーリーが面白いだけでなく、キャストがいいので、どのシリーズも面白く、何度も見てしまいます。
チームバチスタの映画シリーズ
チームバチスタの映画シリーズは、ドラマがフジテレビ系だったのに対してTBS系列で映画化されています。
- チーム・バチスタの栄光 – 東宝、2008年2月9日公開
- ジェネラル・ルージュの凱旋 – 東宝、2009年3月7日公開
チーム・バチスタの栄光 – 東宝、2008年2月9日公開
東宝邦画系にて、2008年2月9日公開。2007年10月7日にクランクイン、11月17日クランクアップした。映画化にあたり、主人公・田口公平が女性・田口公子に変更され年齢も引き下げられた。
ウィキペディア
興行収入17.6億円。
ドラマ版のチームバチスタの栄光を見た後だと、映画版は面白く感じないかもしれません。
まず、田口の配役がおかしい。
なんで女性にする必要があったのか?
単純に竹内結子を使いたかったという理由だけでしょう。
その割に、竹内結子が生きないキャラクター設定になっていて、映像に入り込めません。
阿部寛のキャスティングは悪くないと思いますが、時間の制約なのかこちらも白鳥の出番が少なく、阿部寛が生きていません。
恐らく、原作のストーリーをそのまま映画にするのは時間的に無理があるのではないかと思われます。
映画向けにストーリーをそのままにカットして短くしたのではないかと思われます。
ジェネラル・ルージュの凱旋 – 東宝、2009年3月7日公開
2008年12月1日に『チーム・バチスタの栄光』(映画版)の続編として、2009年3月に劇場公開されることが発表、2009年3月7日に公開された。
興行収入 11.0億円。
前作同様に竹内結子・阿部寛主演、中村義洋監督で製作され、速水晃一役を堺雅人が演じる。この作品で、堺雅人は、第33回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞している。
映画版では速水の収賄疑惑以外にも殺人の要素が付加され、原作よりも白鳥の出番が増えており、原作とは若干異なる展開となっている。
ウィキペディア
チームバチスタの栄光の興行成績が良かった(17億円)ので、続編を作ったのでしょう。
しかし、2作目のジェネラル・ルージュの凱旋は興行収入は下がりました(11億円)。
その影響か、その後の続編は作られていません。
こちらもドラマを見た後で映画を見ると2時間弱の時間でも耐えられません。
映画よりもドラマの方が圧倒的に面白いのです。
理由は簡単です。
ドラマも映画もキャスティングがいいし、病院を舞台にしているので映像のリアリティもあります。
映画は時間の制約が強く、ストーリーに深みが無いのに加えて、役者の演技の時間が短すぎるのです。
だから、映画はキャスティングが生きていないし、話としても面白くなく、結果的に物足りなさを感じてしまうのだと思います。
ジェネラル・ルージュの凱旋と言えば、速水晃一がメインとなるストーリーです。
ドラマと映画で速水晃一役のキャスティングに特徴があります。
ドラマでは西島秀俊、映画では堺雅人がキャスティングされており、どちらもスゴイ役者です。
しかし、ドラマの西島秀俊が長身で細マッチョであり、しゃべり方に特徴がある役作りをしたためか、速水晃一と言えば西島秀俊というイメージが強いです。
堺雅人もいい演技をしている(この作品で、堺雅人は、第33回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞を受賞)のですが、速水晃一役は西島秀俊の方があってると思います。
堺雅人は、決してチビではないのです。しかし、今の俳優は180cmぐらいある人が多いので、他の俳優と並ぶと堺雅人は背が小さく見えます。
もう少し、堺雅人が体を鍛えてマッチョになったら、役者としての幅も広がるかもしれませんが、半沢直樹やVIVANTのような役はできなくなります。
本当ならもっと堺雅人が生きるようなストーリーに変えるか、別のキャストにして欲しかった。
まとめ
シリーズの本数を見れば一目瞭然ですが、チームバチスタシリーズはドラマの方が圧倒的に面白いです。
チームバチスタは登場人物が多いのですが、ドラマのキャスティングはとてもよくてそれぞれの役者がいい演技をしています。
その演技とストーリーに引き込まれます。
映画は原作を意識しすぎて映像化に失敗しているいい例でしょう。
キャスティングは良いのに、キャスティングが生きてない脚本で、話も面白くない。