この記事は約6分で読めます。
本文は約3680文字です
海外生活で持っていた方が便利なもの:海外のデビットカード
日本ではクレジットカードが使えるのが当たり前です。しかし、海外ではクレジットカードよりもデビットカードが使われる場面が多いのをご存知でしょうか?
日本のクレジットカードは海外で使えない理由
①国際ブランドの不足
海外で使われているクレジットカードは、VisaやMastercardなどの国際ブランドが多数存在しています。一方、日本のクレジットカードは、JCBや楽天カードなど、国際的に認知されているブランドが限られているため、海外での使用に制限が生じることがあります。
②セキュリティの規制
海外の一部の国では、クレジットカードのセキュリティ規制が厳しく、海外からの不正利用を防ぐために、クレジットカードの発行元に対して特定の条件を課していることがあります。そのため、日本のクレジットカードがその条件を満たしていない場合、海外での使用が制限されることがあります。
③為替手数料の高さ
日本のクレジットカードは、海外で使用する際に為替手数料が高いことがあります。そのため、海外の店舗やサービスが、日本のクレジットカードを受け入れることを避けることがあるため、使用が制限されることがあります。
④海外の法律や規制
海外では、各国の法律や規制によって、クレジットカードの利用に制限が生じることがあります。たとえば、アメリカでは、一部の州でクレジットカードの使用が制限されているため、日本のクレジットカードが使用できない場合があります。また、一部の国では、外国人がクレジットカードを利用することに関する特別な手続きが必要となる場合があります。
海外のローカルでクレジットカードが嫌われる理由
海外ではローカルの小さいお店では、クレジットカードが使えないことが多いです。
理由はクレジットカードの手数料が高いためです。
売り上げが多くないお店ではクレジットカード決済の数%の手数料でも嫌いますので、クレジットカード決済を導入していないのです。
もちろん、観光地ではそんなことを言ってられないので、クレジットカードが使えるお店は多いです。
では、ローカルでは常に現金払いか?というとそうでもないのです。
海外ではデビットカードが主流で、みんな現金を使わずにデビットカードでキャッシュレス決済をしています。
クレジットカードと比べるとデビットカードは手数料が圧倒的に安いのです。
デビットカードの手数料は1%以下なので、ローカルのお店でもほとんど使えます。
- 海外ではキャッシュレスが普通、しかし手数料の高さからローカルではクレジットカードは使えないお店が多い
- 日本と違い、デビットカードが主流
- デビットカードは手数料が安いのでお店の負担が少ない
日本のクレジットカードが使えるのは観光地のみです
海外生活(海外旅行ではない)で不便なことがあります。
実は、日本発行のクレジットカードが使えないお店が多いことです。
特にネットショップでの買い物は日本のクレジットカードは受け付けないことが多いです。
Amazonなどの大手は日本のクレジットカードももちろん使えますが、グローバル展開していないショップや、小さいネットショップでは使えないのが普通です。
日本のクレジットカードは海外旅行の旅行先で問題なく使えるので、世界中で使えるイメージがありますが、実はそんなことはありません。
海外生活でクレジットカードがはじかれたことが何回もあります。
海外生活では日本のクレジットカードはほぼ使えない
- 日本のクレジットカードが使えるのは観光地のみ
- 日本人が利用しないような海外のネットショップでは日本のクレジットカードは使えない
海外ではクレジットカードは簡単に作れません
じゃぁ、海外のクレジットカードを作ればいいじゃないかと思うかもしれません。
海外でクレジットカードを作るのは簡単ではないです。日本と同じく、安定した収入の証明が必要になりますが、海外生活がな長くないとそれも無理なのです。
やはり、一番いいのは現地の銀行のデビットカードです。銀行口座は誰でも作れますし、銀行口座があればだれでもデビットカードが作れます。
私も近所のスーパーの支払いは現地の銀行のデビットカードで決済しています。
でも、海外の銀行口座を作ったとしても、そこに現地通貨でお金が入ってないと使えません。海外移住した当初は収入も少ないので、結構ハードルが高い問題はあります。
- 現地のクレジットカードを作るのは日本でクレジットカードを作るより数倍難しい
- 現地の銀行口座を作って、素直にデビットカードで決済する方が簡単
- 支払い時に現地の銀行口座に現金が入っていないとデビットカードは使えない問題がある
海外ではクレジットカードよりデビットカードの方が便利な理由
クレジットカードとデビットカードの違い
クレジットカードは、カード会社がカード所有者に一定のクレジット枠を与え、その範囲内でカード所有者が支払いを行うことができる仕組みです。クレジットカードでの支払いは、支払った金額を後日まとめて請求されるため、カード所有者は一定期間分の支払いを後回しにできますが、その分利息がかかる場合があります。
一方、デビットカードは、カード所有者が口座にある残高から直接支払いを行うことができる仕組みです。つまり、カード所有者が支払った金額が即時に口座から引き落とされるため、カード所有者は利息を払う必要がありません。
海外のATMで現地通貨を引き出せる
海外で現地通貨を手に入れるためには、現地のATMで現地通貨を引き出す必要があります。
デビットカードは、口座にある残高から直接引き出せるため、海外のATMで現地通貨を手軽に引き出すことができます。一方、クレジットカードで現地通貨を引き出す場合は、キャッシングとして利用されるため、高い利息がかかる場合があります。
クレジットカードによる不正利用のリスクを回避できる
デビットカードは口座にある残高から支払いが行われるため、カード所有者が支払い時に直接管理することができます。デビットカードの場合は直ちに引き落とされるため、不正利用される可能性が低く、リスクを回避できます。
海外でクレジットカードを使用する場合、不正利用される可能性があるため、支払い時に注意が必要です。クレジットカードの場合、不正利用された場合は支払い請求を止めることができますが、その手続きには時間がかかります。
日本人が海外で使えるデビットカードのおススメは?
私が使っているのはWiseのデビットカードです。
Wiseは海外送金するサービスですが、最近ではマスターカードのデビットカードも発行しています。
デビットカードなので、マルチカレンシー口座にチャージしないと使えないのですが、オンラインバンキングで日本の銀行口座から日本円でも外貨でもチャージできます。
日本円でチャージしたとしても、現地通貨で決済できます。為替レートもリアルレートなので全く無駄がありません。
海外通貨でチャージするとチャージしたタイミングの為替レートの影響を受けますが、日本円でチャージしておけばカードを使う時の為替レートが適用されます。
両替手数料がとても安いので、クレジットカードを使うよりも手数料分安くなります。
Wiseのデビットカードは海外で問題なく使えますので、日本にいるうちにWiseのアカウントを作ってカードを入手しておくと便利だと思います。
- デビットカードはクレジットカードよりも使える場所が多い
- デビットカードは両替手数料が安く、クレジットカードよりも手数料が安い
- 日本円でチャージできるWiseのデビットカードがあると海外生活でも安心